2007年06月09日

生産技術開発の本質

鉄は大丈夫?.JPG

生産技術開発とは、そもそも何か?
生産技術開発というのは、そう簡単に誰もが手がけることの出来るテーマではない。「特別な使命感を持ち、世界最強を目指す意識に燃えた集団」を自負するもののみに参加資格がある特別の領域と言ってもよいだろう。
そのメンバーは皆、一人一人独特の個性を持った選ばれた存在で、常に相手をどのように出し抜くかの戦略ばかりを考えている人たちだ。構想を成功させる決まったやり方が確立されているわけではない。全ての試み、一つ一つがどれも「世界初」という要素から成り立っている。
そして、その開発リーダーたる人物は、メンバーの全てから信頼されていなければならない。そうでなければ、一人一人とても個性の強いメンバーからなるチームを束ねることは不可能だ。
最近の日本の組織には、そのような人材が少なくなってきた。このことが、「モノ作りニッポン」の地盤沈下をきたしている最大の要因であると私は考えている。
皆さんは、30年以上経過しても依然として風化しない、強い絆で結ばれた組織があるという事実を信じられますか?
これからの日本の製造業は、世界市場においてこのような意識を明確に抱いている組織のみが存続できる分野である。
幸い私達の周りには、豊かな市場が身近にある。その市場をターゲットにした高機能商品の生産技術開発をどう磨けるか。
私達の「モノ作りニッポン」のチャレンジの本質は、まさにここにあると私は確信している。

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