2007年07月10日

薄膜コーティングにおける乾燥工程設計・評価と膜品質の安定化

 塗工プロセスにおける最終品質は、乾燥技術で決まる。当初発表した生産が出来ないために発売計画を延期せざるを得ないケースや、一旦発売した製品の回収問題が目に付くが、 ここには量産スケールの品質性能を保証する「一定条件製造」コンセプトが欠けていたと言わざるを得ない。複合化学材料の分野では工程の上流側/先手管理の思想が非常に大切だ。ベンチスケールで確認された品質性能を如何にして量産規模でそのまま実現出来るかのスケールアップ技術で生産技術の真価が問われている。
 「ドクターが大勢いても困る、必要なのはプラクティカルなナースだ」と言われてきたように、日本の生産ラインは「科学」ではなく「工学」技術で培われてきた。
 光学系フイルムコーティングの製造現場が直面する諸問題を解決するためには、人海戦術に頼らない新規の生産技術が欠かせない。ここに自動車や家電などの組み立て産業とは基本的に異なる、精密化学材料分野の本質的由縁がある。先端材料分野で市場が要求する品質を手にするには、テクノロジストの力が絶大であり、どのようにして自らのテクノロジーに磨きをかけたらよいか、その戦略の選び方を考える。
試作品の性能発表の陰に隠れてしまっている「現場の工程実力」を分析し、その課題解決の「現場力」がどのようにしたら高められるかを考えるのが本講の主題である。

1.乾燥品質とその工程設計
 1)乾燥品質とは 
 2)乾燥特性曲線とは
 3)乾燥条件と乾燥時間の算出法
 4)乾燥装置仕様書の作成事例と乾燥装置の製作現場

2.乾燥品質トラブルはどうして発生するのか、工程設計の何が問題か
 1)乾燥品質トラブルには、どのようなものがあるか
 2)材料物性をどう工程、設備設計に盛り込むか
 3)乾燥設備の設計、製作、施工について
 4)生産工程管理上の諸問題

3.乾燥品質トラブルの原因究明とそれを未然に防ぐ評価技術
 1)原因究明が難しい乾燥品質トラブル事例
 2)乾燥品質を的確に評価するためのポイントについて

4.「一定条件製造」確立のための具体的なステップについて
 1)フェスツーン乾燥→ノズル乾燥→アーチ乾燥→U型乾燥→フローター乾燥
 2)塗布工程の先手管理に有力な要素技術とは
 3)「戦艦大和」から「宇宙戦艦ヤマト」の時代へ向けた戦略的塗工技術開発

<質疑応答>

お申込は:中村サブラヒ・テクノロジスト事務所または財団法人日本工業技術振興協会(03-3597-7888 上ノ山)まで。

2007年07月03日

心のない政治家の、心ない発言

 「心のない政治家」の、心ない発言が問題となり選挙を前にした世論が紛糾している。
安倍政権は慌てふためいて、沈静化にやっきとなっている。広島、長崎の原爆の日を直前にした騒動だけに、ことさら大きく取り上げられた。
 「心ない発言」は普段誰でも、ちょっとした場面でしてしまい、指摘をうけて平身低頭、謝るしか仕様がないことはよくあることだ。私もしばしば細君より強行な指摘を受けて、身を小さくし口をつぐんで暗い気持ちで一日を過ごさざるを得なかった経験も少なくはない。

 「心のある人」であれば、日頃の行動から謹慎程度で何とか事態は収拾するものである。

 しかし、「心のない人」の場合は、たとえどのように形だけの謝りを入れたところで収まるものではない。
それだけに、今回の騒動は簡単には収まる物ではないはずだ。日本人の根源的心の問題に係わるからである。
 これを簡単に片付けたのでは、それこそ「日本人の心」というのはこんなレベルのものなのかということになりかねない。
 特に、我が国の「初代防衛大臣」の発言であるだけに重大なのである。
心があるかないかは、この政治家がそれを具体的な形のある行動で示せるか否かにかかっている。
 核兵器廃絶に向けた我が国の具体的な行動を、この政治家が具体的な形で示せないのであるなら、防衛大臣には不適な人物と言わざるを得ない。
 これが、機能する、毅然たる世論というものではないだろうか。

2007年07月02日

6月度講演会、パネルディスカッションは盛会でした

技術士法制定50周年記念シンポジュウムの一環で、6月度は

日本ハム執行役員 宮地敏通氏の基調講演、「日本ハムにおけるコンプライアンスへの取組について」

を拝聴した。

 続いて「技術士の社会的責任」をテーマに、井上祥平(東京理科大教授)、青山祐造(元三菱レイヨン取締役)、中村博昭(技術士)、伝田六郎(技術士)の4氏がパネリストとなり自らの体験談を発表、その後フロアーと一体となって活発なパネルディスカッションを展開した。


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宮地敏通氏の基調講演


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パネリスト

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フロアー