2007年05月26日

5月24日開催化学部会「技術士法制定50周年記念行事第2回」盛会でした。

2月22日に開催された「技術士法制定50周年記念行事第1回―安全と国際貢献」に引続き、第2回目として講演とパネルディスカッションを行ないました。

1.講演 「技術者(技術士)の将来に向けて」)

−技術士法制定・施行の経緯と問題点−  化学部会 湖上国雄氏
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2.パネルディスカッション  「明日の技術士はどうあるべきか」
1)技術者
 パネリスト  石川 清 氏 (独立技術士代表)
         平野 輝美 氏(青年技術士代表)
         石原 哲男 氏(近畿支部代表)
         齋藤 義順 氏(企業経営者代表)

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 会場側 技術士会員 (1次・2次試験合格者を含む)

 総合司会進行 前田 秀一氏(青年技術士交流実効委員会)



 会場の会員と自由に議論を行い、これまでの技術者活動を振り返り、現在と未来の技術士としての夢を語りあった。
 特に現在の技術士会の問題を捉え、一般会員、特に企業内技術士が積極活動できるようにするにはどうしたらよいか、若手技術士が活躍できる場はどこにあるか、企業活動と技術士のあり方等につきパネリストから議論を行なった。

  1)技術士として過去を振り返っての自分の反省点 
  2)技術士の現在の問題点とその解決方法の提案
  3)夢(未来)とそれを実現する為の方法
 ss-ディスカッション.jpg                                 以上

2007年05月23日

問題は、量ではなく「質」

質が問題

 量的な躍進の著しい中国の勢いに圧倒された政治家や経済人達は、直ぐ短絡的に日本の製造業の将来を悲観する見解を喧伝しているがいかがなものか。
 数字だけを操って将来的な青写真が見えないものだから、「貿易黒字のあるうちに金融立国を目指せ、頭を使え」等という無責任な発言が平気で飛び出すのだと思う。これまで、日本の経済人、政治家が頭を使って厳しい世界を相手に成功した例がない。
 
 日本人は、もっともっと愚鈍でもいい。地道に自らの腕に磨きをかけることが相応しい国民性を持っている。
 中国の量的な台頭が著しいのは、10億以上の民を抱えているのであるから当然のことで、グラフに表すまでもない。
 ここで重要なのは、グラフには表せていない「質」の問題があることを忘れないで頂きたい。
 
 我々ニッポンのテクノロジスト達は、元来この質に拘って成長してきた実体験をそれぞれが持っている。

 この本質を理解することが、これからの「モノ作りニッポン」を再生させるために極めて重要で、必須のことなのである。

 中国の鉄板では、トヨタの車は作れないし、明石大橋の要であるワイヤーも作れない。

2007年05月23日

工学離れ?

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今、日本の大学ではどこでも優秀な人材の「工学離れ」が大きな問題となっている。日本の製造業が高度成長を達成し得たのは、優秀な人材が工学分野に集中していたからである。1960年代には、誰もが理科一類(工学分野)を目指していた。しかし、現代の風潮としては誰がいかなる焚き付けを行なったのか、優秀な人材が皆理科三類に流れてしまうのだそうだ。
日本の国家というレベルでの繁栄を目指すためには、理科三類分野に人材を偏重させるというのは大きな誤りである。
医療やバイオ、サイエンスという分野をないがしろにする気は毛頭ないが、21世紀の日本の発展ということ、国民福祉の源泉を稼ぎ出すこと、強いては日本の国際貢献の責任を果たすためには、工学分野に適材を適切に配置することが喫緊の課題である。
上に掲げた図表は、新日鐵を工場見学させて頂いた際に配布されたカタログから拝借したものである。
「鉄は国家なり」で見事に立ち上がった製鉄業が、重厚長大という技術者にとっては何の責任もない、経営者の大きな錯誤のお陰で人材的な衰退に向かってしまった様子が見事に表現されている。
しかし、現代は巨大な中国市場の出現により、「再び、鉄は国家なり」の道が復活してきたのは日本国民にとって幸せなことである。
21世紀の優秀な人材は、どんどん「工学」を目指していただきたい。「モノ作りニッポン」の源泉は、工学なのであることは紛れもなく日本人の本質なのである。